力愛不二

「正義」って多種多様の解釈があると思う。困っている人を守りたい為に発動する「正義」、アメリカのように自分を「善」、敵を「悪」として悪を武力で根絶やしにする正義・・・。他にも様々な解釈があるはず。

最近私は「正義」とは「愛」なんじゃないかなって解釈してる。だって人を守りたいって気持ちも他人への「愛」だし、アメリカ的な正義だって利己的な「愛」からくるものだし。

でも、私はアメリカ的な解釈は間違ってると考えてる。だって自国の利益の為に罪なき人を武力で苦しめたり、イラク戦争の時のように根拠のない罪をフセインに被せて殲滅したり・・・。そんなの正義じゃない。利己的な愛で正義を振りかざすのは間違ってる。

私はやっぱり困っている人を助けるために「正義」を発動させたい。それも、武力的な「正義」じゃなくて、愛に溢れた「正義」を貫きたい。武力ではなく少林寺拳法や話し合いで解決したい。

ちなみに武術は「武力」じゃない。「後手必勝」と言われるほど、先手を出すことはよくないとされている。つまり専守防衛。自分から攻撃することはない。そして少林寺拳法には「不殺活人」という考えがあって、武術は人を殺す為のものじゃなくて、攻撃してくる相手に対して技の痛みで戦意喪失させ、武力を使えなくさせる為のものとされている。世界にある殺人術はこれに反するけど。

でも正義には「力愛不二」という考えが存在する。これは「力の伴わざる正義は無力なり、正義の伴わざる力は暴力なり」って意味。ってことは人を守りたいという気持ちはあっても、力が無ければ無力ということになる。

そんで、これは人から言われたことだけど（仮にここでは信玄と仮名を使う。度々登場します）、人を変えるためには「論理」「情熱」「地位」が必要らしい。信玄はそれを「ロゴス」「パトス」「エトス」って言うんだよって教えてくれた。私はまだ「情熱」だけで他の二つは足りてない。

で、色々考えたけど「力愛不二」の考えに沿って自分の正義を貫くなら、やっぱり当面「力」を身につけることが先決かなって考えました。少林寺拳法でもっと護身術を身につけたり、国際情勢や日本の外交、経済を勉強して自分のスタンスを持って、相手を論破できるような「論理」を身につけようと思う。

鬱病で失われてた情熱が戻ってきた。今日もバイトから帰ってきたらちょっとでもいいから勉強しよっと。
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感謝